エディーができるまで

徳島の、とあるサラリーマンがある日「ヒーローになりたいっ!!」と思い立ち
ペンを走らせて描いた1枚のデザイン画。
それが全ての始まりだった。
「絵」が「形」になって動き出すまで。これは、ささやかなローカルヒーロー誕生の足跡である。


エディーデザイン画
エディーデザイン画 すべては、ここから始まった。

この頃は、まだ漠然と「仮面ヒーローエディー」
としてイラスト描いて、マンガでも描こうかな〜
という程度のモノだった。
エディーカラーイメージ
エディーのカラーイメージ

う〜ん「エディー」の
キメポーズは
これでいこ(^0^)
徳島=鳴門の渦。とゆーことで
名前は「エディー」に決まり(^^)

ローカルヒーロー路線でいくなら
やっぱり徳島をデザインに盛り込もう!!

てことで、渦や海の波、すだち、しらさぎ(県鳥)
などを盛り込んでデザインは案外スムーズに
固まりました(^・^)v

趣味でシリアス系の漫画を描いていたものの、「エディー」がきっかけでヒーロー路線に転向かぁ^^
などと考えながらデザイン画などを描いているうちに・・・
「まてよ!この際「エディー」を作って変身しちゃおう!!」と思い立って漫画は休止。
時は各地で、ご当地ヒーローが話題。
徳島のローカルヒーロー「エディー」制作へのチャレンジが始まった。


初代「エディー」の衣裳
初代「エディー」衣裳 とはいえ、自分で衣裳を作れるワケはなく・・・^^;
IN検索や電話攻撃で注文先をリサーチ。
最終的に衣裳作りをお願いしたのは
「大原コスチューム」さん
でした。
細かな注文にも迅速に応対していただいて完成した
「仮面ヒーローエディー」^^「イラスト」が「形」になった瞬間でした^^

なにはともあれ、たった一人でカーディーラーなどのイベントで
活動した「エディー」の創成期を支えた、汗と涙のしみこんだ
思い出いっぱいの衣裳です(^^)
「大原コスチューム」さん、ありがとうございました
初代「エディー」背面
衣裳で悩んだのは、ベーススーツの生地でした。
テカテカ光沢の生地が希望だったものの予想される夏の暑さとの兼ね合いがねぇ・・・^^;
ピカピカのエナメルか、自然な光沢のレザーか、それとも夏場を考慮したジャージか・・・。
チョイスしたのはレザー(合皮)だったけど結果的には大成功。
レザーの自然な光沢がイメージどおりでした

衣裳を使い込んでいくうちに、若干の破れが生じたのをきっかけに、マスク・胸甲冑・ベルトの造型を決意。
ところが、これまた造型なんて未経験^^;
IN検索で、群馬の「造型倶楽部」さんに造型を依頼しました。


エディーマスク・胸甲冑・ベルトデザイン 「造型倶楽部」さんに送った、マスク・胸甲冑・ベルトのイラスト。
こちらも、メールのやりとりで適切なアドバイスや、途中経過の画像を
送っていただいて細部の調整に細かく対応していただきました。
「造型倶楽部」さん、ありがとうございました


この時にエディーの呼び名も
「仮面ヒーローエディー」から「渦戦士エディー」に変更しました^^b
ちょうどこのころ、タウン誌「ワイヤーママ」の取材を受けました^^v

「渦戦士エディー」の記念すべきメディア初露出となりました

「造型倶楽部」さんから先に、マスクと胸甲冑が到着して喜んでいたころ
徳島トヨペット(株)「シジョーマルシェ」さんと、カー用品店「jms三軒屋店」「jms北島店」さんでの
撮影会が相次いで決定。新聞折り込みチラシの原稿の画像締め切りまでの日程が非常にタイト。
急いで、その他のパーツを自作することに・・・。
はたして「渦戦士エディー」の完成は間に合うのであろうか^^;
 
造型初チャレンジは、グローブと手首・足首パーツの制作だぁ^^
エディーのグローブ まずは、グローブに挑戦^^
指関節は、0.2ミリのアルミ板に
チマチマとラリッサを貼る作業で
合計28個を作ってくっつける。

手の甲はライオンボードとラリッサで。
出来たパーツをボンドでぺったり
くっつけてできあがり(^^)
手首・足首パーツ 手首と足首のパーツは
ライオンボードとラリッサ
で(^^)

ヒートガンで円形に形成
してできあがり〜っ
(^^)v

そうこうしているうちに、届いていた胸甲冑の中心部の素材にシワが・・・^^;
どうしよう「造型倶楽部」さんに修理をお願いするにも時間がない^^;悩んだ挙句に決断!!
「よ〜し!!こうなりゃ自作だ〜っ!!しかもどうせやるならFRPも使うぞ〜っ!!」
ここからは時間との戦いだ^^「造型倶楽部」さんの画像やINでFRPをザックリ学習して・・・
FRP初造型に、いざチャレンジ!!・・・けど・・・できるか?オレに!?(^^;

STEP 1
まずは油粘土で原型制作。小学校の図工の時間を思い出しながらコネコネと粘土細工に没頭(^^)
中心部の「エディー・コア」は分割パーツにすることにして、直線部分はヘラで整形(^^)
われながら結構うまくできました^^
ちなみに使った粘土はホームセンターで買ったフツーの油粘土、合計6個でした。
STEP 2
次にできあがった油粘土の原型を石膏で覆う作業です。
ここでナンギしたのは石膏と水の分量^^;「サラサラ過ぎると流れてマズイだろ。」
そう考えて結構ネバネバ目で勝負!!ところがこれが大失敗!!
垂らしているうちに石膏の硬化が始まってしまった
「ゲッ!!ヤバイ!!粘土が変形してしまうかも〜っ!!」と焦ってみてももう後にはもどれませ〜ん(*_*;
小さめの容器に石膏を溶いて二人がかりでバケツリレー方式でなんとか全面を覆ったけれど
はたして中がどうなっているのか・・・とっても不安のまま固まるのを待ちました^^;

STEP 3
胸甲冑石膏工程1 胸甲冑石膏工程2 剥離剤塗布
硬化を待って粘土と石膏を剥がしてみると・・・
ガ〜ン!!巣がいっぱい〜っ(T_T)
やっぱり石膏が早く固まりすぎてたのね〜(T_T)トホホ・・・・。
思案のあげく、巣を油粘土で補修して次の工程に進むことに・・・。
大丈夫か?これで?
またまた不安^^;
石膏にFRP樹脂を貼る前に、後で型が剥離しやすいように剥離剤をヌリヌリ〜。
ちなみに、床ワックスを原液のまま2度重ね塗りしました。
学習ポイント
石膏は思いのほか硬化が早い。「お好み焼きの生地」程度がベストだろーか。
このことは後に「ベルト」の造型で活かされることになるのであった(^^)v


STEP 4
いよいよFRP工程に突入だぁ^^
ポリベスト主剤(液状)に、タルク(粉状)を混ぜて水アメ程度のトロミになったところで硬化剤を入れる。
ところがここで硬化剤の配分の加減がナゾになった^^;
説明書きによると・・・硬化剤の添加量。気温16〜25℃で7%。
「はて(?_?)たった7%でいいのかなぁ・・・たくさん入れた方が早く固まるやろ!」
そう考えてトポトポ入れて混ぜてると・・・なにやら煙が〜っ!!
しかも、めっちゃ熱いし!!「これはヤバイ!!」と思って作業中断。
化学反応でかなりの熱が出るみたいです^^;

後日聞くと、知り合いの人の場合は発火してしまったらしく^^;
そんな事例もあるので硬化剤の添加量には注意しましょう(^0^)

FRP造型
FRP溶剤塗布 ガラス繊維貼り付け FRP素地
で、気を取り直して再チャレンジ。
今度は硬化剤を控えめにして、FRP溶剤をハケでヌリヌリ。
ここでは、ある程度硬化するのを待って3回重ね塗りをしました。
続いて、ガラス繊維をFRP溶剤と一緒にハケでたたくようにトントンと、全面に貼り付けました。
この状態で一昼夜乾燥させればFRP原型のできあがり!!
・・・・・のはず(^0^)果たして。。。
翌日、石膏とFRPをパコッと剥離。
思いのほかカンタンに分離できたものの石膏型の油粘土の補修が、あまり上手くいってなかったためかFRPの肌が少々悪いかな
・・・・^^;
学習ポイント
硬化剤の添加量には要注意^^
しかも、強烈なニオイを伴うので屋外での作業がオススメ(^^)b

STEP 5
仕上げの塗装に向けた下準備。
FRPの素地をひたすらペーパーでシャコシャコ研く^^でもってパテで細部の整形。
昔、よくプラモデルを作っていた頃を思い出しながら頑張ってみました(^0^)v

造型はどんどんすすんでいくけど次の問題は塗装前にこの平面原型をどうやって
胸甲冑の曲面に沿う形にするのか・・・考えててもラチがあかないから、とにかくトライ!!
ヒートガンでガンガンに熱して柔らかくなったところで押さえつけて曲げる。
そこに水をかけて急速硬化させるというランボーな方法を二人がかりで決行!!^^;
これが大成功(^^)v後は仕上げの塗装工程へ。

胸甲冑仕上げ工程
胸甲冑センターパーツ 胸甲冑ベース 胸甲冑完成!
まずはプライマーで下地処を塗って丁寧にマスキング。
カラースプレーで塗装して、中央の「エディー・コア」を合体。
仕上げにクリアーを吹き付けてFRP処女作の完成
ん?けどこのライオンボードとラリッサ貼り仕様の甲冑ベースにどうやってFRPのパーツを固定するんだ?
またまた悩んで・・・強力両面テープで固定して、さらに裏からタッピングビスで16箇所を固定しました。
肩のパーツを取り付けて「胸甲冑」の完成で〜す

さぁ!!いざ へ〜んし〜ん!!
前期型「エディー」 へ〜んし〜ん して画像をチェック。

ん〜?・・か・・肩のパーツがイメージより
小さいかも・・・
個々のパーツで見るのと、実際装着した時では
イメージって変わるんだなぁ^^;
前期型「エディー」背面
しかし、ここで一旦ターイムアーップ(**)
チラシの原稿締め切りのため、チラシへの
掲載はこの状態でいくことに。

逆に今となっては、1回だけの
貴重な「エディー」画像となりました(^^)

チラシデビューには間に合わなかったけれど、この時点で「撮影会」まであと3日。
突貫工事で肩パーツを1.5倍の大きさに作り変えると同時に
ベルトにも小変更を加えて完成したのは「撮影会」前日のこと。
まわりからは「そのままでもいいぢゃないですか〜。」との声もあったけれど
ついついクオリティーにこだわってしまいました(^^)

誕生!!渦戦士エディー!!

改良後胸甲冑 渦戦士エディー1 渦戦士エディー2
肩のパーツを約1.5倍にして完成した胸甲冑。
造型って・・自分でやってみると
案外楽しいかも^^
失敗しながらも完成したときは達成感とともに感激が押し寄せてきました^^

三箇所での「撮影会」延べ6回、雑誌やテレビの取材も終わって、しばしブランク。
そのブランクを利用して「ベルト」をリニューアルしようと考えた。
胸甲冑の経験を活かして、いざ造型開始!!

バックル粘土造形1 バックル粘土造形2 石膏工程 石膏・粘土原型分離 剥離剤塗布
まずは油粘土で原型造型。
半球の部分はガチャポンの空のカプセルを使用しました^^
今回は石膏の工程もバッチリ(^^)v
粘土を剥がしてみても・・・石膏の肌がスベスベでした(^0^)

FRP溶剤塗布 ガラス繊維貼り付け FRP型抜き FRP素地仕上げ 下地塗装
FRPの工程も二度目で、パーツも小さいとくればチョチョイのチョイ!!
もちろん硬化剤の分量も学習してます^^v
後は、研いてパテ整形して下地塗り。
最後の仕上げは塗装だよ〜ん(^^)



仕上げ塗装 リニューアル エディーベルト
仕上げ塗装を施してさらにクリアーを吹いて完成

そして・・・

渦戦士エディー参上!!

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